叔母と見舞い。やたら屁が出ていた。
看護士さんによると、絶対安静なのに近所のコンビニに行ったり、携帯電話が壊れたからとボーダフォンショップに機種変更に行ったり、負担がかかるから短めに、と言われてるテレビや本を長時間見たり読んだり、わがまま放題らしい。
「どうなってもいい」と自暴自棄な発言もあったようだ。そんな人を看護する人の立場にもなってやってくれ。
「えんぴつで奥の細道」を買って来るよう頼まれる。以前読みたいと言っていた山本周五郎の小説も一冊買っておいた。
奥の細道の出だしをすらすら暗誦したのには驚いた。そんな教養があったのか。


叔母と一緒に実家へ。叔母は話が遠回しな上に長いので母が露骨に嫌な顔をしてた。
滞っているらしい健康保険料他各種支払いを済ませようと、お見舞金を集めて持っていったが、お金の話になるとさらにさらに険しい表情になる。プライドが高く、他人に干渉されるのが大嫌いなようだ。
僕が実家に帰るという話も、「家の中に他人がいるのは息が詰まるので嫌だ」と本音を吐いた。夫も息子も他人扱い。余程一人が好きなようだ。
前回退院して帰ってきた後も、母が安静にしていなければならない父に外へ出て動くように けしかけたらしいし、母は父に死んで欲しいのではないかとさえ思えてくる。
というか、なんで一緒にいるんだこの人たち。